鳥と山野草の話

鳥類と山野草、主にシダ植物を書いたりします。

2020-01-01から1年間の記事一覧

誹謗中傷!

令和二年が終わろうとしている。新型コロナ肺炎に明け暮れた年だったが、来年は良い年だろうか?もっと恐ろしい現実が待っているのかもしれない。コロナ関係の人々に対して誹謗中傷する者は、とっておきの殺し文句を考えておかないと、もう通用しなくなって…

友人の回復を皆で祈る

友人がとうとう入院された。目と鼻の先にそびえている病院へだが、入ってしまうとコロナを警戒して面会できないのでは?と家族が自宅で療養させていた。医者や看護師が毎日きて点滴をしたり注意点を述べたりしていたのだが、家での看護は無理が多い。病は肺…

レーシングドライバー 2

鈴鹿サーキットでのカーレースは、当時、マイカーが普及し始めていたこともあり、若者には大人気っだった。レース場は何万人という観客で周囲を埋め尽くされ、スタート地点のある直線のメインスタジアムコースは特にスゴイ!スタート地点の横にはズラリと選…

レーシングドライバー 1

ガンで闘病生活を送っていた兄が、先日とうとう亡くなった。若いころはカーレースを趣味でやっていたレーシングドライバーで、鈴鹿サーキットを随分と沸かせたものだ。初めはジムカーナーなどを楽しんでいたが、いつも優勝していて、そのうち物足りなくなっ…

雑種フウランの藤娘

山野草界のホープ、風蘭。湿度の多い古木の高い枝に着生している風蘭は、昔から山野草愛好家の人気植物である。だが、近年は無計画な伐採が祟り、風蘭を見ることが少なくなった。いまや絶滅危惧種二類に該当する珍品なのだ!風蘭の銘品を冨貴蘭と言い、山採…

コチョウランに挑戦

コチョウランのミニ種を買った。花の大きさが5センチ弱で葉も普通のコチョウランと比べて三割ほど小さい。だが、コチョウランはコチョウラン。小さくても育て方は変わりなく、特に冬越しが手強い。なにしろ熱帯地方のご出身である。寒いのが大の苦手だ。日…

コロナはヒトが動くから!

新型コロナの感染者が増えてきた!どこのチャンネルを入れてもニュースでは、真っ先にコロナの感染者数を発表する。大都市での感染者が多いのだが、特に東京や大阪が群を抜く。最近では北海道が東京、大阪に匹敵する数を上げるが、やはり寒いからだろう、と…

選挙応援の思い出

若いころ選挙の手伝いをしたことがある。25歳だったから、もう大昔の話だ。当時は我が町が市制ではなく町制で、人口も二万ちょいのマアマアな町の選挙。町長選で候補者二人の一騎打ち。その候補者が同級生の父親だった。応援を頼まれてボランティアで一週…

サザンカは危険!

晩秋になって紅葉が始まりだし、早い物は葉を落とし始める時節だが、街中ではサザンカやモクセイなど秋の花々が楽しめるようになって、日本の四季を実感するこの頃である。秋から冬、春まで次々と咲いてくれる椿の仲間は、厳しい我が国の冬の間、花の好きな…

介護講習の思い出

昔、介護講習を受けたことがある。ホームヘルパー2級の資格を取る為の講習で、高齢化社会に突入しかけていた。私の母は身体障害者で左足が悪かったので、いずれ介護が必要になるから、ヘルパーの資格を取っておけばノウハウがわかって良い、と考えてのこと…

リスト 愛の夢に挑戦

独学でピアノを始めて久しいが、最初の望みはエリーゼの為にを弾くことだった。バイエルを習っただけで、その後はレコードとテープレコーダーが先生である。誰も教えてくれないので、有名な曲が弾きたくても頂きは高かった。音楽の先生を捕まえて、記号の意…

天に宝を積む

巷では錬金術とやらが流行っているらしい!焼き鳥屋で予約して、一番安い物を注文し余ったポイントを集めて稼ぐ。得をした気分になってネット上に上げたのだろうが、決して得などしていない。天の造物主は見ておられるのだ。ずるくこすっからく立ち回って良…

身内がガンになった!

兄がガンにかかった、と姪から連絡が入る。別に、驚きはしなかったと言うのがホンネではあったけれど、もうすぐ80歳に近いから気の毒、と思う。彼は30代からのアル中で、ヘビースモーカーでもあり、超神経質なオトコだ。偏食家で気分やで大の遊び好き。…

除草剤は体に悪い!

最近、野山や道端の野草を食べるのが流行っていると聞いたが、彼らはそういう植物を食べるのが危険だという事を認識しているのだろうか?高齢化社会になり、自宅の敷地やその近辺の手入れがしにくい体の者が多くなった。今までちょっとかがんで草を抜いたり…

ガラケーが故障した!

4年前に買ったガラケーが故障した!突然、音なしの構えで何の兆候もなく。落としたわけでもなく水につけてしまったのでもない。急に、このカードは使えません、とくる。愛想もクソもない。まだ後6年は使用期間があるドコモのらくらくホンで、けっこう高か…

イヌシダ通信 危険な独裁超大国

イヌシダ通信社に麦国からの客が来訪。急なことで誰も出払っていて伝書鳩ハト子とコウノトリ嘴子が応対である。客は白頭鷲バルド。彼は日本のニンゲン界総理が交代するというので麦国鳥類メディアの代表で、こっそり日本の様子を窺って来いという指令を受け…

イヌシダ通信 首相が交代する!

イヌシダ通信社が慌ただしい!日本のニンゲン界総理大臣が退陣して別の者と交代するというのだ。当然、新聞、雑誌、ネットを束ねる編集部はニンゲンのメディア顔負けに忙しかった。テレビ部門から泣きつかれて、伝書鳩ハト子はしぶしぶニンゲンの友人である…

足に難病を発症!

5年前にどこから入ったのか、右足首付近にばい菌が入り蜂窩織炎というあまり聞いたことがない病気にかかった。金曜日の夕方に痛み出し、みるみるうちに腫れてきて熟れたトマトの様に真っ赤になった。捻挫だと思い整形外科に行かねば、と考えたが金曜日の夕…

ナンキンハゼの生命力

ナンキンハゼが玄関前の側溝に生えて10年は経った。アナグマが走り回る西側の側溝には鉄板とコンクリートの板が乗せてあるのだが、コンクリートは丈夫なので鉢植えやプランターを置いたりする。すると落ち葉だの枝だのが隙間に溜まり、その上にコケが生え…

側溝のアナグマ

隣家の玄関前の側溝にアナグマが出入りしていた。側溝といっても50センチほどの深さの溝に土管を通し、埋めてしまってあるのだが、敷地の中だけの土管で我が家の領域からは土管無しの溝である。友人が来たときその土管の入り口で立ち話をしていた。「昨日…

うわさのポビドンヨード

ポビドンヨードでうがいをしてコロナに対抗する是非が、世間を騒がせている。発端は大阪府の知事さんがコロナウイルスの口腔内殺菌に効く、とメディアの会見で話したことである。ずらりと知事の前にうがい薬が並んでいた。研究者の紹介でもあったが、東京都…

天然痘ワクチン

20代の初め、母を連れてハワイに行った。何十年も昔のことで、当時、海外旅行がやっと自由化されたころ。海外、ハワイなどに行くのは有名人くらいでテレビのクイズの賞品にもなった、皆の憧れである。新聞広告でルックというツアーだった。航空機はパンア…

プラスチックの逆襲

同級生で幼なじみの友人が遊びに来た。小学校の頃から仲良しの女性で、成績優秀な彼女はいつも級長をやっていたし、高校に進学した時は入学試験で一番だったそうだ。だから東大にでも行くのかと思っていたが、親が古臭い考えの持ち主で、女の子はどうせ嫁に…

イヌシダ通信 コロナが好む動物は?

イヌシダ通信社の会議室。ニンゲンのコロナ感染症対策を取材する会議前。伝書鳩ハト子とコウノトリ嘴子、隼タカオがトリ待ち顔で待機。「30分遅れるってさ」タカオが壁の時計を見て言う。「白頭鷲バルドが乗ったプライベートジェットが、気流の関係で遅れ…

目の手術 二度目でもコワイ!

8日に残っていた左目の白内障手術を受けた。2度目でもやっぱり怖かった!数日前から落ち着かなくて、手術日が近づくにつれて体調がおかしくなり、夜、就寝前から動悸がし始めて一晩中眠れなかったのには閉口した。脈を取ってみると早くなったり止ってみた…

イヌの怖いウイルス感染症

イヌを飼っている人が増えた。少なくとも数十年前よりは遥かに多くなっている。たぶん生活が豊かになっているからだろうが、それに伴い動物病院も増えてきた。私の父はイヌが好きで、以前住んでいた山奥の町では集落の一番はずれにあり野良犬の立ち寄り所に…

致死率100パーセント

地球上の動植物は、それぞれが我が母星に誕生したころからウイルスに囲まれている。電子顕微鏡でないと見ることができない、微小なウイルスという物。DNAがあるから生き物になるのだろうが、いったい何という存在なのかわからない。ヒトや動植物にとっては迷…

子供のウイルス感染症

子供の頃、はしか(麻疹)にかかった。何十年も昔のことである。当時はワクチンなどなくて、はしかが流行れば免疫を持っていない者は大人でも感染して、子供などは移るのが当たり前の時代だった。はしかは空気感染が主で非常に感染力が強い。今の新型コロナ…

イヌシダ通信 政府の危機管理

イヌシダ通信社の伝書鳩ハト子は、久しぶりに休暇をもらったので、ニンゲンの友人である東田ルリ子さんに会いに行くことにした。コロナで忙しかったが休ませてもらえるので、気になっていることを聞いてみようと考えていると、編集長が海沿いに南下するのは…

イヌシダ通信 麦国の混乱

イヌシダ通信社の昼下がり、伝書鳩ハト子の休憩中に隼タカオが足音荒く乱入した。続いて駝鳥タロウも入ってくる。自分の為に入れて飲もうとしていたコーヒーをタロウに横取りされて、ハト子眉をひそめたが、タカオがすばやく新しいのを入れてくれた。それを…