鳥と山野草の話

鳥類と山野草、主にシダ植物を書いたりします。

災害列島日本の原子力発電所 2

火山王国でもある日本で、今一番心配されているのは富士山の噴火である。富士山は過去に何度も噴火して、人民に多くの被害を及ぼしてきた。最後の噴火は1707年の宝永噴火で、その後ピタリとおとなしくなったが、これで終わりじゃない!それに、火山はいったん噴火すると、一日で治まらないのが悲しい。火山灰を撒き散らし、熔岩を吹きだし、火砕流が起これば恐ろしいことになる。噴火して被害に遭いそうな所に原発はない、と安心するなかれ。火山灰が何日も巻きチラされて、偏西風に乗り福島の原発辺りまで灰が飛んで行く。火山灰は顕微鏡で見なければ見えないくらい細かいので、わずかな隙間から入り込む。関東一円の行政や企業のIT機器に断りもなく入り込み、操作不能に落ちらせる。サイバー攻撃よりも怖いのだ!いざ、灰が機器に侵入し、故障しても修理不能になってしまい手が付けられない!灰は一か所だけではなく広範囲に降り注ぐ。雨でも降ったらドロドロに成った物が、一円を汚しまくる。原発が灰のおかげで誤作動したらどうなるか?今や、すべてのライフラインから企業の中枢を動かしているIT機器がお手上げになったら?台風の被害どころではないと思う。火山は短くても一か月、長いと数年以上活動し、傍にも寄れない状況が長く続く。九州の桜島なんか昔は大人しかったらしいが、1471年に活動して以来、何度も大噴火をして今では年365日に一日一回以上噴火した年があり、困った山になっている。それでも、わりと近い所に原発が作られていて、九州の人々は度胸があるものだ、と感心してしまう。一番西側にあり、偏西風は東に向かって吹くから、桜島噴火も開聞岳も灰の被害は関係ない、だろうか?

桜島の海底には姶良カルデラというのがあって、有史以前に巨大噴火を起こし、その時の火山灰が関東ローム層で確認されている。次に同じような噴火が此処で起きれば、日本は滅亡する、と言われているほど恐怖の海底火山なのだ。関東までにいくつ原発があるのか知らないけど、かなりあるはず?それらは火山灰防御の対策などしてはいないと思う。そうなったら、また想定外、と言い訳するのか?言い訳ができる時間があれば良いが。原発放射能を無害化する方法が開発できるまで、これ以上作らないで、早く壊して行って欲しい。日本には風力、太陽光、地熱などの未来を明るくする自然エネルギーがたくさんあるではないか。それらを普及させると困る、お偉い方々が陰に多くいらっしゃるのか?