鳥と山野草の話

鳥類と山野草、主にシダ植物を書いたりします。

目の手術 二度目でもコワイ!

8日に残っていた左目の白内障手術を受けた。2度目でもやっぱり怖かった!数日前から落ち着かなくて、手術日が近づくにつれて体調がおかしくなり、夜、就寝前から動悸がし始めて一晩中眠れなかったのには閉口した。脈を取ってみると早くなったり止ってみたり、むちゃくちゃな打ち方でよけいにコワイ!いよいよ心臓病になったか?と思ったが、なんとか朝を迎える。その日の午前中、かかりつけの町医者さんに行き、診察、心電図を取ったが異常なし。ストレスだろう、と言われた。軽い精神安定剤を出しておくから、これを枕元に置いて置け、といい加減なことを言う。無理に飲まなくても大丈夫、薬が枕元にあるというだけで安心するのだ、と。先生のいう事を聞いて飲まずにおいた。枕元に置いたわけではないが、本当に薬があるというだけで、なんとなく安心する。しかし、目の手術は日が迫り、当日がやってきた。3日前から目の中を消毒するため、2種類の抗生剤目薬を1日4回挿して準備し、当日はクリニックで瞳孔を目いっぱい開くため、2時間近くに渡って目薬を注入する。10分おきくらいに目薬を挿しに看護師が来る。早いヒトは30分くらいで開くそうだが、私は開きにくく時間が来ても半分と少ししか開かなかったようだ。時間が来て保護ガウンを身に着け、看護師がまたまた目に痛み止めや麻酔薬を垂らす。何回目に入れる気だ、と腹が立つ。目がおぼれるわ!と言いたいくらいだ。看護師が手を引いてくれて、手術室に入ると、中に歯科の診察椅子のような手術椅子が鎮座している。少々異様な光景だ。底に座ると椅子が倒れて仰臥姿勢になり、では始めます、と執刀医が淡々と言う。左目の周りを念入りに消毒し再び溢れるほど麻酔薬らしきものを垂らしてから、バサリと大きな覆いを顔に被せた。目の所は少しだけ開いているらしいが、麻酔ではっきり見えない。ブイーンと機械音がして目に何やら押し込まれ、体が石になったかのように硬くなる。音は途切れることがなく、執刀医が動かないでね、体の力を抜いて、と言う。動いてはいないが、緊張はこれ以上ないほどで、途中、心臓が止まりやしないかと思えた。ブイーンとやっている間は10分ほどなのだが、1時間にも思えた。「はい、終わりましたよ、ご苦労さま」と言われ、我に返る。眼帯をペチャっと貼り付けられた!乱暴な医者だ!次の方!と言い出しそうで、急いで椅子から降りたが、ふらついて歩けない。看護師に再び手を引かれ部屋を出て、休憩室に入りソファに腰かけた。冷たいお茶が運ばれた。手術を受ける人はまだ何人かいる。20人くらい執刀するらしい。本当は4月の予定だった。ところが埼玉の先生だったからコロナのせいで県外に出られなくなり、手術日が2度も延びて、あげくコロナが落ち着くまで日程が組めません、などという事になる。コロナのとばっちりを受ける羽目になろうとは!緊急事態宣言が解除されて、日にちが決まったが、感染者が近くにいたらどうなったか、迷惑な病気である!