鳥と山野草の話

鳥類と山野草、主にシダ植物を書いたりします。

足に難病を発症!

5年前にどこから入ったのか、右足首付近にばい菌が入り蜂窩織炎というあまり聞いたことがない病気にかかった。金曜日の夕方に痛み出し、みるみるうちに腫れてきて熟れたトマトの様に真っ赤になった。捻挫だと思い整形外科に行かねば、と考えたが金曜日の夕方というのがマズイ!翌日もその次も病院は休み!救急に入るほどでは?と月曜日まで待つことにしたが、時間がたつごとに腫れはひどくなり甲から指まで腫れあがった。しかし一人暮らしで、インコが二羽いるし、外には何百という鉢植えがあり7月だったので毎日の水やりを這ってでもやる必要がある。ビッコを引きながら月曜日を待ったが咳が出始めて、咳止めが欲しくなり、かかりつけ医の方を受信した。すると咳よりも先生は足を目にして「これは捻挫じゃないな、血液検査をする!」と言い出した。「ばい菌が入っているから、抗生物質の点滴をしないと」病名は蜂窩織炎。これは以前家の医学大全科という本で見たことがある。点滴に毎日来るように、と言われ、抗生剤の飲み薬と咳止めを貰って帰った。熱が出ていて38,5度。びっくりした。なんだかしんどいと思った。

蜂窩織炎の治療は1週間の点滴とひと月の抗生剤服用。腫れも治まったし平熱になったが真っ赤になっていた患部は茶色に色素沈着を起こし、硬くなって素人目にもおかしい。それで病院の皮膚科に行ったら、最初から来てほしかった、と言われ、足を上げておけ、とのこと。面倒くさいが、このままだとステロイドを飲まなきゃならなくなる、と脅かされ、ひと月足上げを行った。椅子の前に大きな段ボール箱を置き座布団を重ねて、足がまっすぐに上げられるようにした。ひと月後足は柔らかくなり一安心したのだが。

茶色くなった足は何年たっても少しずつしか元の色に戻らず、チョコレート色のまま、抑えると痛い。タオル握り体操をやって白い肌がかなり増えてきたのだが、白内障の手術を3月と7月に行ったころから、足に強張りや引きつれ、痛みが出始めた。整形外科を受診すると医師は診察後、骨や筋肉の症状ではない、皮膚科かなあ、と自信なさそうに言う。結局、後日ますますひどくなり皮膚科に行った。

ステロイド剤を飲んでください、3錠を一日一回、1週間。死ぬまで飲む必要があります。最終1錠にしたいと思いますが。飲まないと命にかかわります!」結局、五年前に言われたことが本当になってしまった。「皮膚の下にある脂肪が炎症を起こす病気です」という事で、硬化性脂肪織炎とのこと。詳しい説明はなかったが足を使わず、なるべく上げておくように、と五年前と同じことを言われ唖然とする。1週間後に来るように言われた。ステロイドは良い薬だが、副作用の話ではろくなことを聞かない。頭に恐怖がよぎった。しかし飲まないと悪化する。命にかかわる。家に帰ってから電子辞書の家庭医学大全を引いたが出ていない。蜂窩織炎は載っている。ネットで検索するとたくさんの記事があった。写真を見て、自分の患部と同じだ、と思った。あまり患者は多くないのだろう。かかりつけ医も整形外科医も診断できなかったのだから。しかし、すぐかかりつけ医の紹介状を持って来い、と言うのだから、オンラインで横のつながりをきちんとしてもらいたいものだ。この病気は、原因不明だと言われたが、私は蜂窩織炎がくすぶっていて、今年の白内障手術とコロナの蔓延による心理的なストレスが引き金になったのだ、と思っている。目の手術のコワサは並みではなかった。皆、受けた方々、お年寄り(自分もそうだが)たちは、受けた受けたと平気な顔でおっしゃるが、怖くなかったのだろうか?長い人生、色々なことが起きるが、平安で静かな暮らしを望みたいもの。