鳥と山野草の話

鳥類と山野草、主にシダ植物を書いたりします。

身内がガンになった!

兄がガンにかかった、と姪から連絡が入る。別に、驚きはしなかったと言うのがホンネではあったけれど、もうすぐ80歳に近いから気の毒、と思う。彼は30代からのアル中で、ヘビースモーカーでもあり、超神経質なオトコだ。偏食家で気分やで大の遊び好き。ただ、感心なのはイケメンだったけど女遊びはしていなかったようだ。父親が女好きで家族を泣かせていたから、それを心に留めていたのだろう。だから、母親の葬儀にも来なかった不届き者の兄弟だが、癒されるように神に祈ることを決めた!彼は無神論者で私とは正反対な人間だけど、その心の奥まではわからない。私の教会で末期のがん患者が完治する、という奇跡が起こって、信徒の間で、やはり神に願わねば、と言う気持ちが強くなっている。20年も教会から遠のいていた信徒が、末期がんを宣告され余命は3年、と言われた。彼は81歳だがとても元気な店のオーナーで、病とは縁遠い方に見えたが、酒豪でもあった。余命宣告は彼の自信を打ちのめし、ただただ神にひれ伏して現実を受け入れ、残りの人生を信仰に捧げよう、と教会に戻ってきた。敷居が高かったが、信徒の一人がそれを知って、教会の先生に告げた。彼は迎え入れられ祈りの日々が始まる。そして、体の癒しを感じたそうである。検診のために病院へ行き、段々にがん細胞の数値が減り、ある日ゼロになったと言う。神の力を見せつけられた気がした。彼は手術が不可能と言われ、抗がん剤放射線治療もやっていなかったので、本当に奇跡としか言いようがない。私の兄はガンになっても不思議でない生活をしていたし、神に願いにくい無神論者なのだが、それでも教会の兄弟姉妹は祈ってくれる。助けてはやれないけど、祈ってやることはできるから!しかし、ガンにかからないのが良いに越したことはない。タバコと酒は原因の大きな一つである。山野草の愛好家で会を作っていたが、会長と副会長がどちらもガンで亡くなった。彼らは飯より酒、という連中で兄と一緒だ。奇跡の癒しを受けた商店主も大の酒好き。酒はほどほどに、というより飲まない方が良い!タバコも論外だ!なぜ、悪いとわかっていて売るのか!国に入ってくる税金が多いからだろう。しかし、タバコなど、良いことは一つもない。ゴミができる、火事になる、カネがかかる、病気になる。これらと税金で入ってくる額を考えると、おそらくソンをする方が多いと思う。タバコを禁止にすると、政権の支持率が下がると思っているのだろうか?政府は国民のガン罹患者の多さを、もっと真剣に考えた方が良い!何か原因があるはずなのだから!