鳥と山野草の話

鳥類と山野草、主にシダ植物を書いたりします。

ケチが付いている東京2020五輪!

オリンピック組織委員会の森会長が辞任することになった。彼が世界的なイベントの組織委員会会長などでなければ、しゃべった事柄がこれほど糾弾されることはなかったと思う。日本の男性陣は概ねこれくらいのことは心に持っているはず。日本は世界に名だたる男尊女卑の国なのだ。今は昔ほどではないが、世の奥様方は、夫婦喧嘩をした時に「誰のおかげで飯を食わせてもらっているのだ!」などと口走られたことがあるはず。最近は少なくなったかもしれないが、昭和時代の男性は女の方が男より下、と思っているオトコがほとんどだと私は感じている。妻や子を虐待するのは大方が男だし、離婚した時まともに養育費を払わないのも男だ。だから貧困のシングルマザーが増えるのだ!政府の連中も掛け声だけで、内閣に登用した女性はたった二人。国中のトップはほぼほぼ男性で占められている。誰から生まれてきたのだ、と言いたい。森会長が世界中のメディアや五輪のスポンサーから非難の集中砲火を浴びたが、日本国内の男性から上がった声はパフォーマンスと思っている。彼らは内心は女性と男性は平等である、などと考えていない。密かにオンナの方が下だ、と思っているが声に出さないだけだ。いかにも男女は平等なのに、森氏はなんてことをいうのだ、と手を上げて非難のパフォーマンスをする。心が見えないから何とでも言えるのだ。日本は女性の地位が昔から低く、それは延々と続いてきた文化のような物。最近の若い男性は男女平等を教育で習ってきただろうが、付き合っていた女の子が妊娠すると知らん顔をして逃げてしまうのがほとんどだ。責任を取って結婚したカップルがどれだけいるだろう。オトコは体形だって筋肉が多く力が強い。その手で殴られたらオンナはひとたまりもない。女は男より弱いから、優しくしてやらなければならない。オンナはそれを盾にとって男性から庇われるのが当たり前などと思ってもいけないが、とにかく何もかにもが男女は異なるのだから、むやみに平等を振りかざすとパフォーマンスにしか見えなくなる。今、全世界が新型コロナの蔓延でヒステリックになっている。自分の事しか考えられなくなっていて大変危ういことだ。ここぞとばかり鬼の首でも取ったかのようにターゲットを責める、メディアや野党は見苦しい。また、トップやメディアの露出が多い方々は、気を付けて言葉を発するべきである。今回ほど、口は禍の元、がぴったりする事柄はなさそうだ。

会長がドジを踏んだから、とは思わないが、とにかく今回の2020東京五輪は初めからケチの付き通しで、無事に終えられても、中止になっても、未来永劫語り告げられそうなこと間違いない。国立競技場のデザインやマーク、段々膨れ上がる予算、次々と変わる都のトップ、極め付けが新型コロナ肺炎の世界的蔓延。とても縁起の悪いイベントだ。中止するのが良い、としか言えない。もし、富士山噴火や南海トラフ地震津波などが起きたらどうするのか?心配の種は尽きない!