アマミデンダは奄美大島の固有種シダである。以前、ヤフーブログに書いたことがあった自慢のシダだが、その時は写真を載せなかったし、旺盛な繁殖力でさらに殖えたので今回はガラケーで撮った写真を付けてみた。固有種で勿論、絶滅危惧種である。奄美に出向いて引っこ抜いてきたモノではなく、岐阜の業者から購入したシダだ。もう何年になるか、10年以上だと思う。一株2000円だった。シダ栽培初心者なのに図々しく絶滅危惧種などに手を出して、初めは栽培に振り回されたが、弱って枯れる直前に、隣町の元火山から採ってきた岩を玄関前に転がしていたので、それにケト土でくっつけてみたのが成功した。そこは西側で近所の家々の隙間から西日が当たる。だから夏は50パーセントの遮光ネットを張って、植物を守る。岩はブロックやレンガで囲まれてコケも色々生やした。ダイモンジソウやジンジソウ、ホウライシダ、ノキシノブなどが次々に飛び込んだが、アマミデンダは旺盛な繁殖力でそれらを蹴散らして、どんどん株を殖やして行く。初めは冬になるとシダの上に新聞紙や落ち葉を乗せて越冬させたが、はみ出ている連中も平気で春を迎えた。雪が20センチはいつも乗っていたが、雪のない年もある。それでも丈夫に冬越しをしてくれるので、最近はほったらかしだ。畳半畳ほどに株を群生させて、なんども欲しい方に上げたけど、すぐに殖える。奄美大島に返して上げたいが、いらない、と言われるのだろう。一度、島から持ち出された物は病気が付いているかもしれない。このシダは特別な許可が下りた業者だけ、販売を許されているとのこと。現地ではどういうふうに自生しているのか、見てみたいと思う。ハブなどが這っているジメっとした谷川沿いなどだろうか?我が家の自生地にはアオダイショウが侵入してきて、夏場は午前中でないと安心して外へ出られない。カナヘビやトカゲ、アマガエルなどが多いので、狙いに来るのだろうが、足のないお方は来てほしくない。カナヘビもアオダイショウも日本の固有種だそうだが、そうは思えないほど多く出没する。湿気の多いシダ好みの環境が、彼らにも好かれるのかも?