鳥と山野草の話

鳥類と山野草、主にシダ植物を書いたりします。

我が国は平和ボケ!

北の大国が、元は同僚の隣国へ押し入った。あさましいことだ。資源に恵まれ広い領土に大勢の国民。伝統のある文化と歴史を持った、他国も羨む大国が、何を血迷ったのか?だが、彼の国は70年前、我が国と不可侵条約を結んでいたのを一方的に破棄し、負け戦でボロボロになっている我が国に押し入って、島々を勝手に略奪した。歴代の我が国トップは、返せ戻せと馬鹿の一つ覚えのように叫んでいるが、戻ってくるわけがない。何度も出向いては機嫌を取っていたが、見苦しいので止めて欲しい。島が戻ってくるとしたら、科学者に噂されている大地震が起きて、島ぐるみ大津波に巻き込まれ、とても復興がかないそうにない時くらいだと推察する。目の上のタンコブである米国の下っ端に成り下がってしまった、小うるさい我が国に島を返してしまったら、たちどころに米国の軍隊がのさばってくることに決まっている。国が破綻してしまうほど落ちぶれても、これだけは譲れないのだ。それこそ、彼の国は、要らないことに手を出して、何よりもカネのかかる戦争などをおっぱじめた。馬鹿としか思えない。これが我が国の始めたことならわからいでもない。我が国は資源といったら山の木と、今のところタダ同然の水資源だけだ。食糧も、燃料も、すべてライフラインにつながる物は他国に依存している。数年おきに入れ替わるトップが気をもんで、あちこちの国に手を回してはいるが、しかし、新型コロナのパンデミックでは、マスクがない、防護服がない、ワクチンがない、入院させる病院がない、とないない尽くしであった。アメリカがワクチンを素早く開発し、それを我が国に回すように手配した首相には感服する。もっとも、このメッセンジャーRNAワクチンは、我が国の醤油メーカー秘蔵の品がないと作れないそうだと聞いた。文句を言うなら、これを輸出しないぞ、と脅しぐらいはかけたかもしれない。何度も熱波のごとく感染の波が押し寄せて、国中大騒ぎになり、国家はカネをばら撒きまくった。造幣局は忙しかっただろう。国債をせっせと刷って日銀に売り付ける。いっそ、国債もデジタル化できればラクなのに、まだ紙でできているのだろう。コロナ騒動が収まっていないのに、北の方で戦争が始まった。独裁の専制君主とかたや民主主義の旗を掲げる国との争いである。聞けば、二三日でカタがつく、と侵攻した大国はのたまっていたそうだが、もう二週間以上過ぎた。大国の方は世界中の民主国家から総スカンを食い、この上ない経済制裁を受けて、さらにエスカレートしそうだ。襲われた国の大統領は優しそうな俳優上がりのイケメンで、恫喝すればすぐに白旗を挙げる、と思われていたのだが、なんと、彼は国を守るために戦う、世界の皆さんはぜひ応援し助けてください、とリモートで演説した。たくさんの物資や義援金が集まっているようだ。ただ、米国もEUも核をチラつかせる大国に怖気づいて武器や戦闘機を欲しがる民主国家に、与えることが出来ない。情けない話だ。責任を取りたくないのが見え見えである。この報道を見ていて気が付いた。戦う、と言った大統領の、なんと勇気があり立派なことか、と言うこと!それから、我が国の首相が新しく就任したら必ず米国詣でをする、同盟国らしい米国の本音だ。我が国がどっかの国に侵攻されたとき、この国はそっぽを向くに違いない、と。あっというまに、日本中の米軍基地が引き上げられてなくなる。我が国の憲法9条を替えようという話が出ているが、野党のしぶとい党は変えなくても9条だけで、国は守れる、と寝言のようなことを言っている。日本の憲法は米国から押し付けられたものだ。70年の間に、日本は平和ボケ、という恐ろしい性格を植え付けられたのである。二度と第二次世界大戦のように、軍国主義国家にならないように。しかし、いつのまにか、我が国は領海を虎視眈々と狙う国ばかりに囲まれてしまっていた。北の大国と渡り合っている民主国家のような振る舞いが出来るであろうか!