鳥と山野草の話

鳥類と山野草、主にシダ植物を書いたりします。

古古古米

古米よりもさらにさらに古い古古古米が登場した。政府が所有する備蓄米の一つである。週刊誌の見出しに、とても食べられる代物ではない、などと悪口が書いてあったが、その記事を書いたライターは、実際に食べてみたのだろうか?食べてはいないだろう。放出された古い備蓄米を手に入れなければ、古が三つもつくコメは手に入らないと思う。親戚に大百姓でもいれば別だが。私の親戚はコメ農家が多い。母親が生きているころは、あちこちの親戚からなにかとコメをもらったものだ。特に母の弟である叔父は山奥から町まで買い物に出てきたついでに、姉の顔を見に寄り土産にコメを置いて行った。大概15キロの米袋をドスンと置いていく。昔はニホンバレというコメが多かったが、近年になって農協がコシヒカリを喜ぶからと、コシヒカリ一本になった。当然みやげのコメもコシヒカリである。一年に何度も持ってくるのでとても食べきれない。何十キロもの白米が北側の部屋の隅に積み上げられて、少々困った。しかし、叔父以外にも別の親戚からコメが届く。多い時は百キロ以上のコメがあった。当然そのままにしておくと虫が湧く。コクゾウや芋虫みたいな蝶の幼虫が出てきて、虫選りをする羽目になった。いろいろ考えて密封できる袋に入れることにした。一番都合の良い袋は某会社が出しているスキンミルクの袋だ。中が銀色をしたぶ厚い袋でチャックがついていて、しっかり密封できる。500グラム入りの袋は1升の白米が入った。密封できるパックに入れ、パックがなくなったら袋を使う。袋は何十枚もあったので日にちとコメの種類を書いて袋に貼り付ける。コメのシーズンになったら新米ももらった。当然食卓には新米が先に登る。朝はパン食だったので二人で食べても年60キロくらいしか食べないし、新米を先に食べたりするから古がたくさんつくコメが増えてきた。そこで新米は冷蔵庫に入れて古が沢山つくコメを食べるようにしてみた。古古古米など当たり前のコメである。べつに何ともないが、うっかり虫の洗礼を受けた古米は新米と混ぜて食べた。混ぜなくても十分食べられるが、本当に食べきれないほどのコメがあったからアレコレして食べたのである。政府がモミをつけたまま涼しい所の温度や湿度管理をしたコメではない。白米の古古古米だ。でも、叔父さんたち百姓が汗水たらして作ったコメである。贅沢を言ってはいけない。本当にマスゴミはろくなことを書かない。野党のなんとかいう党首が家畜の餌だなどとくだらない言葉を吐いていた。家畜になど与えられない!もったいないじゃないか。お百姓さんが一生懸命作って下さったコメだ。ありがたく頂いてほしい。今は親戚の叔父や叔母もいなくなり、コメを土産に持って来てくれる者はいなくなったが、古が少々多くついているコメが懐かしい。コメは大切なモノ。洗うとき一粒でもザルから飛び出したら当然つまんで戻すことにする!