鳥と山野草の話

鳥類と山野草、主にシダ植物を書いたりします。

地震災害

能登半島の大地震からひと月過ぎた。震源地から随分離れた地域に住んでいるが、同じ日本海側で海辺ではないモノの川の傍で、地盤はおそらく最低な場所にちがいない。ちょうどテレビを見ていた時である、急に例の慌ただしい音とともに緊急地震速報が画面いっぱいに現れて、数分後津波警報、そして、すぐに大津波警報となった。アナウンサーが黄色い声で「すぐに逃げて下さい、高い所に逃げて下さい!」と叫ぶ。本当に切羽詰まった声で、思わず椅子から立ち上がった。その時、照明の紐が左右に揺れだし、足元が細やかに震えるような振動を感じてびっくりした。うそだろー!と心の内で叫んだ。洗濯物を干すための部屋に張ったツナも小刻みに揺れている。テレビの画面上に震度が次々に出されたが、我が町の名は全くない。柱は揺れなかったので恐怖心は起きなかったが、疑問符がちらつく。なんでや!50キロ離れた隣の市の震度が出てきた。震度4。海辺の町があり津波警報が出て来る。まあ、海は繋がっているし、元は大津波警報だから仕方ないか、と思いながらパソコンを立ち上げた。自分の町の震度を検索すると、2と出ていた。震度2ねえ?よく、揺れたのに、やはり川の傍で地面の下に伏流水が流れているだろうから、揺れが伝わりやすいのかな?

我が家は昭和61年の建築である。山奥の工務店に頼んで建ててもらった、小さな安普請の家だが、一応ヒノキの柱に黒い瓦が乗った日本建築で、柱にはすべて筋交いが入れてある。震度6までは大丈夫だそうだが、地面はベタ基礎なんかにはしていないから、大きな地震だと液状化で建物が斜めになるか、潰れるか?近くには30キロの大きな断層がある。大昔動いたモノだと思う。ネットではこれが動いたら大きな被害が出る、と書いてあったが、そんなことはしらん!日本は地震の巣の上に出来ている国だから、段ボールで囲った家にでもしないと、大揺れだと潰れる、と思っていた方が良い。東京にはタワーマンションとか言って背の高いビルが、競争のように乱立しているが、大丈夫かいな、と思ってしまう。災害の中でも地震は規模が大きい。すぐに電気が来なくなる。水も来なくなる。ガスも勿論危ないから止められる。高齢者が多いのに、あんな超高層ビルに住んでいて、エレベーターが動かなくなったらどうするんだ。何か月分も必需品を備蓄しているんだろうか?悪いことは言わない、直下型地震が来ないうちに引っ越しをするほうが良い!政府は本当にノンキな連中ばかりだ。足元に火が付いても気が付かないのと違うか?