鳥と山野草の話

鳥類と山野草、主にシダ植物を書いたりします。

天に宝を積む

巷では錬金術とやらが流行っているらしい!焼き鳥屋で予約して、一番安い物を注文し余ったポイントを集めて稼ぐ。得をした気分になってネット上に上げたのだろうが、決して得などしていない。天の造物主は見ておられるのだ。ずるくこすっからく立ち回って良い気分になっていても、いつか困ることが起きる。反対に、カネがなくて食事代にも事欠く学生や困難なヒトの為に、注文した食事の代金をナシにしてタダで食べさせてくれた食堂の経営者。三万人以上のヒトに食事を提供した、老経営者が食堂を閉じるという。多くの宝を天に積み上げたヒトだ!と、このニュースを見て思った。寄る年波に勝てず店を閉じる、と知り、昔、恩を受けた人々が店に集まったそうだ。ある人は成功して会社を立ち上げたが、なるべくコロナ禍で職を失した人たちを捜して雇うようにしている、と話していた。情けは人の為ならず、である。くだらないことで、ヒトを困らすようなことはしないで、ヒトの為になることをして欲しい。ボランティアなどに参加したことがあるか?片隅に置かれた募金箱に、何がしかのカネを入れたことがあるか?大金でなくても良い。誰かのために使って貰おう、という気持ちが大切なのだ。金持ちや有名人が何かやらかして、ワイドショーやニュース番組を賑やかす時、いつも思ってしまう。この人は誰か困っているヒトの為にカネや労力を提供したことがあったのだろうか、と。わがフトコロに入れることばかり考えていると、ろくなことにならない。神はちゃんと見ておられるのだ!コロナ禍で人々の心がすさんできた。DVやコドモへの虐待が増えている。不思議なのは自分で産んだ子供を虐待して、殺してしまう親がいることだ。しつけだ、とか言うことを聞かなかったから、とか勝手な言い訳をしているが、子供はペットじゃないし親の所有物でもない。親とは別個の人格である。親は自分の命に代えても子を守り通すのが使命だ。近頃の親は子供のままに子供を作るから、たちが悪い。コロナ禍でペットを捨てたり手放す飼い主が多くなったようだが、ペットも命ある物。最後まで責任をもって飼うべきである。特に金のある高齢者は寂しいから、とイヌやネコを飼い始める方が増えたらしいけど、我が身の年齢を考えて体の調子も考えて、途中でペットを手放さざるを得ない状況に陥らないか、よくよく考えるべきである。自分では飼わず、捨て猫や捨て犬のために、そういう施設へ寄付をしよう。これも天に宝を積むことになる。