鳥と山野草の話

鳥類と山野草、主にシダ植物を書いたりします。

コロナはヒトが動くから!

新型コロナの感染者が増えてきた!どこのチャンネルを入れてもニュースでは、真っ先にコロナの感染者数を発表する。大都市での感染者が多いのだが、特に東京や大阪が群を抜く。最近では北海道が東京、大阪に匹敵する数を上げるが、やはり寒いからだろう、と思う。行ったことはないが関東辺りとは比べ物にならないほど寒いらしい。やはりコロナは寒いのが好きなのだ。欧州の感染者数は日本と比較するのが申し訳ないほど多いが、やはり寒いからだろう。感染者にしろ死亡者数にしろケタが違う。日本も11万人を超えてきたが、治った数も多いのだから、マアマア、そんなに騒がないで、と言いたくなる。

昔、スペイン風邪というインフルエンザが大流行したそうだ。1918年、第一次世界大戦の最中で、今みたいに航空機が世界中を飛び回っている時代ではない。なのに、世界中に移って大流行した。当時の世界人口は20億だと聞いたが、4人に一人感染して死者も5千万人から1億人だったという。戦争中だったので情報が行きわたらず、特に軍部は何でも隠すので、たちの悪い風邪が蔓延し、死者も怖いほど出ていたのにそれを知らせない。だからよけいに流行る。スペイン風邪なんていい加減な名前が病名になった。スペインは迷惑な話だ。本当はアメリカの軍人発だったようだ。なんでも隠しまくっていた戦争中に、中立国だったスペインだけがインフルエンザの情報を細かく流したので、スペインからの情報、スペインの風邪、スペイン風邪となったようである。当然、日本にも飛び火した。きっと軍隊が持って帰って来たのだろう。その頃の日本は人口が5600万人。スペイン風邪の感染者は2年間で2380万人、死亡者数39万人という。新型のインフルエンザだったから免疫がない。今のコロナと同じだ。100年前だから科学も医療も今と比べればお粗末な物だろうけど、やっぱりマスクが良い、とされた。終息に2年かかったそうで、薬もワクチンもない。集団免疫を獲得しての終息だったようである。当時は金持ちでなければ電話もラジオもなくて毎日毎日、どこそこの県で何人の感染者だのクラスターだのと日本中に情報が行きかったわけではない。新聞だって引いていない家の方が多かっただろう。暖房も金持ちでも薪ストーブやコタツ、暖炉などで、エアコンもファンヒーターもないのだ。インフルエンザもコロナも寒いのが大好き!だから冬に向かって流行が多くなる。北海道の知事さんが青くなるのもよくわかる。感染者が増えている県の知事はゴートウーのせいだ、と言う。止めて欲しい、我が県には来ないでくれ、とおっしゃる!確かにその通りだ。経済を回す、ヒトが動く、ウイルスもくっついて行く。大人しくしていればウイルスを運ばないのだが、経済を回さないと国が立ち行かなくなる。知事は政府ではないから国に文句を言う。県が立ち行かなくなっても国があるのだから。誰が陽性者なのかわからないのが困る。国はその専門機関にカネをつぎ込み、もっと早く安く検査ができる方法を開発させることに重点をおくべきだ。あの病院などの入り口に立って検温するのに使う機械、ああいう物でピッとやれば、即陰性か陽性かわかるような機械。作ることが出来ればノーベル賞を貰えるかもしれない。そうすればオリンピックもやりやすくなる。陽性者の方だけ、我が地方に来ないでくださいね、で済むこと間違いない!