鳥と山野草の話

鳥類と山野草、主にシダ植物を書いたりします。

自前でガス製造

昔、40年ほど前のこと、週刊誌で「ブタのおしっこでメタンガス」、という記事を見たことがある。田舎の養豚業者がブタの糞尿の処理に困って、いっそ有効活用できないかと考えて、敷地内にコンクリートで糞尿をため込むプールを作った。そこに蓋をして、とりあえず自宅への配管を通して発酵を待ち、数か月後にブクブク泡が出る中、ガスらしきものを発生させるのに成功する。細い配管がガスコンロにつながれており、マッチで点火させると、みごとに着火して青い炎を生んでくれたそうだ。

そこの奥方はプロパンガスがやっていたことを、すべてブタガスで行うとのこと。煮炊きもの、風呂、暖房など全部である。おかげでガス代が浮いてくれて大助かりだ、と言っていた。今なら、ガス代がめっぽう値上がりしているから、もっともっと助かるだろう。ただ、メタンガスをため込んだ、素人の施設は聞くだけでかなりヤバそう!少しでもガス漏れしていれば、簡単に引火して大惨事になる。その後のことは聞いていないし記事になったのかはわからない。週刊誌などに乗ってしまい、県の保健所あたりからクレームが入って、取り壊しに遭ったかも?だが、ブタの糞尿どころかニンゲンさまの糞尿は、ほとんどが下水処理されている。水を海に流すまでに発生したメタンガスを有効活用しているのだろうか?今、天然ガスは世界中で奪い合いだ。燃料として使うのがほとんどだから、資源のない我が国など、中東の産油国や豪州にそっぽを向かれたら終わりである。水素だアンモニアだ、と代替エネルギーを使えるようにするため、国は懸命ではあるが、もう少し早くからできなかったのか?本当に我が国は平和ボケで、すべてどっかの同盟大国が、おんぶに抱っこをしてくれると思い込んでいる節がある。尻に火が付かないと腰を上げない。米国や欧州西側を敵に回して資源を取り上げられたことを忘れたのか!そして戦争に突入したのだが、戦時中は国民から金属と名の付くものを供出と名打って、鍋も釜も農器具も、はては寺の大きな釣り鐘まで取り上げたのである。なりふり構わずで、そんなところは今、隣国にケンカをふっかけて旗色が悪くなっている、どっかの北国に似ていた。しかし、その国は資源豊富な大国ではあるが、やっぱり世界の主要国からそっぽを向かれるのはマズイらしい。我が国はないないずくしだから、もっとマズイ!戦時中、木炭で車を動かした実績があるのだし、し尿でメタンガスが作れるのだから、自国で作れるものは自国で賄うように努力するべき。余談だが、我が町は山の間伐でできた木材チップとゴミを燃やして、すでに発電所で電気を製造している。もう何年も前からである。大手の商事会社が肝いりで手を貸している。だから我ら市民はゴミを分別するように当番まで決めて、その日は持って来た住民がインチキをしないように目を光らせる。核戦争の恐れが十分ある、と米国の大統領が言っていた。そんなことになったら、この激しい円安で燃料は全く入って来なくなるかもしれない。政府は科学者や国民の尻を叩いて、良い案を出させるように努めねばならない!