鳥と山野草の話

鳥類と山野草、主にシダ植物を書いたりします。

2019-01-01から1年間の記事一覧

小鳥の飼育に関する本 3

小鳥を診てくれる獣医も、詳しく病気などに対処する方法を知っている小鳥専門の店もない、田舎の小鳥愛好家が途方に暮れるのは、飼っている愛鳥が病気になったときである。餌を食べなくなってじっとうずくまり、首を突っ込んで寝てばかりいたら、飼い主はオ…

小鳥の飼育に関する本 2

沢山の小鳥関係の本で、とても役に立ったのは永岡書店発行、高橋達志郎先生著作「小鳥の飼い方と病気」という本である。昭和61年に24版を買ったが先生は大正生まれで、車椅子に乗っておられた。会ったわけではないが、本にそう書いてある。狂犬病の犬を…

小鳥の飼育に関する本 1

小鳥を初めて自分のカネで買ってきて飼い始めたのは文鳥である。以前にも書いたが兄嫁が実家で飼っていた文鳥に魅了されてのことだが、当時は働き出して間がなく給料も少ない。小鳥を買うなどと言えば、母親が頭から角を出し夜叉のような顔で怒って反対した…

オカメインコの投薬に振り回される

オカメインコを飼い始めて20年近くなるが、頭が良くて可愛くて、容姿が良い、三拍子そろった小鳥である。値段は初めて買った時は八千円だったが、段々高くなって、最近では二万円近いだろう。お世辞にも安くて手頃とはいいがたいが,買えない値段でもない。…

ツバメのヒナを拾った話 5

蔦山先生から二度目にあずかったヒナは、ミルワームを口ばしに押し込んで奮闘した結果、ちょうど1日で口を開けてくれるようになった。友人がやってきてヒナを覗きこみ、「口を開けるの?」と心配そうに言う。開けないのよ、と答えながらミルワームをピンセ…

ツバメのヒナを拾った話 4

ツバメのピーちゃんは止まり木にも止れない。足が弱いからだと思う。一番小ぶりなサイズの四角いトリカゴの底を外し、それを横倒しにして底の部分が前側に来るように置いた。そして、100均で買ってきた四角の餅焼きアミを針金でくくりつけて片開きの扉に…

ツバメのヒナを拾った話 3

我が家に来る野鳥は、すべてピーちゃんかチーちゃんと呼ばれる。センスも何もあったもんじゃない。しかし、花子ちゃんとかタロウちゃんと呼ぶのも何だかイヌやネコみたいで今一つだし、ジャックやベティと言うのも中学の英語の教科書か、と言われそうでピー…

セキセイインコ

取り消しの効かないインコの物まね 2018/5/21(月) 午後 0:25 インコを飼っている。ずっとオカメインコやラブバードを飼育してきたが、初めて飼ったのは初心者向きのセキセイインコだった。頭のてっぺんが黄色と他は青から紫色に変化した綺麗な個体で、目が黒…

ツバメのヒナを拾った話 2

ツバメのヒナを育てるのは今始まったことではない。何年も昔、やはり同じ教会のツバメのヒナを世話したことがある。親が一羽の弱弱しい子を巣から突き落とすのだ。何度入れてやっても突き落とし、ヒナはその都度爪でかろうじて巣にぶら下がって牧師先生に見…

ツバメのヒナを拾った話 1

今から12年ほど前の話であるが、ある夏の日、八馬教会の蔦山牧師から電話が入った。ツバメが協会の前をヒョコヒョコ歩いている、あんたんとこの入口に巣をかけている家族の一羽だろうからなんとかしろ、と近所の人から言われたそうな。先生は巣の中を確認…

イヌシダ通信 子宝教会

伝書鳩ハト子、東田ルリ子さんの教会を取材する。 「ルリ子さん、今日はあなたの行っている教会が、いつも子宝教会だ、とおっしゃっていることについて取材に参りましたのでよろしくお願いします」ハト子、神聖な教会の取材なので神妙である。「それはごくろ…

猛禽チョウゲンボウ 2

チョウゲンボウはハヤブサの仲間である。ハトをスマートにしたようなスリムな体に黒い点々がついていて、チーターの模様に似ている。背面は少し淡い茶色、胸から腹にかけては白いが、点々はある。エサは昆虫やカエル、そして小鳥類、つまりスズメはかっこう…

猛禽チョウゲンボウ 1

我が家のすぐ横に300坪ほどの空き地がある。ずっと昔は桑畑だったが、いつの間にか宅地になり杉畑医院という産婦人科のお医者さんの医院兼住居となった。道路側が医院で二階が二名ほど入院できる部屋、そしてずうっと奥が先生たち家族の住居、その裏が広…

ひと葉が1万円のシダ

私の名前は東田ルリ子。トリと植物が大好きなおばはんである。周りを山で囲まれた田舎に住んでいるが、いくつかの山は1000mを越す、しかも250万年前は火山だったという所が多い。 中には1500m以上のちょっとした高山もあって、当然トリも植物も豊富だ。…

ツバメのヒナの世話をする

ツバメのヒナの世話。 1、巣箱の中を30度にする。それ以下だとヒナには寒い。30度から35度までくらいにして、温度管理が難しいなら使い捨てカイロなどを巣の底に暑くないようにして敷いておいても良い。 2、エサは虫になるが、毛虫などは毒性がある物…

はじめまして。 今日からブログを開始します。山々に囲まれた、海から50キロ、スキー場があちこちにあり大昔は火山だった1000m級の美しい山が多い、自慢のふるさとです。山野草と鳥類をメインに書きたいと思いますので、どうぞよろしく。 東田ルリ子